ホーム > 観光スポット > 外国人から観た東京紹介 > 中国語繁体字で語る東京 Vol.10 うなぎを食べて暑い夏を乗り切りましょう。
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真夏が近くなるにつれ、「土用の丑の日」というキャッチコピーがスーパーなどの店頭で見られるようになりました。そして、その宣伝の近くには必ずうなぎの蒲焼が置いてあります。日本人は、暑い夏が来て食欲不振の時期になると、夏バテ防止のためにうなぎを食べる習慣があります。これは、昔からの「夏の土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習によるものです。
ところで、「土用」とは、そもそも何なのでしょうか。中国の五行(金木水火土)の説では、四季を春、夏、秋、冬の順に木、火、金、水にあてはめます。では、「土」は?と思った方もいらっしゃいますよね。実は「土」は季節の中にあり、それぞれの季節の終わりの18日間に土をあてて、「土用」と呼びます。つまり「土用」は1年間に4回あることになります。具体的には、土用は立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指します。その18日間の中で、最初の日から陰暦の干支の順に数えて丑にあたる日を「土用の丑の日」と言います。現在では一般的に、うなぎを食べる「土用の丑の日」というと、一番暑い時期にあたる、夏の土用を指します。
土用の丑の日にうなぎを食べるという風習は江戸時代の学者、平賀源内という人物が考え出したと言われています。当時、あるうなぎ屋が商売がうまくいかないために、平賀源内のところへ相談に行きました。平賀源内は「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏負けしない」という説からヒントを得て、うなぎ屋に「本日、丑の日」と書いて店先に貼り出すようにアドバイスしました。うなぎ屋が言われた通りにしたところ、うなぎの売れ行きがあがり大繁盛するようになりました。その後、他のうなぎ屋もそれを真似するようになって、土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣が定着したようです。
この風習は日本の民間伝承によるものですが、うなぎには実際に豊富な栄養素が含まれており、立秋前のうなぎは他の時期のものに比べて脂がかなり落ちていて肉質もさっぱりしているため、食べやすくなっています。栄養学の視点から見ても、夏の暑い時期にうなぎを食べて体力を補充するというのは、とても合理的で、お勧めできるといえるでしょう。蒸し暑い夏日が続いて、夏バテしていませんか?食欲不振になってはいませんか?今年(2007年)の「土用の丑の日」は7月30日です。うなぎの蒲焼を食べて、元気いっぱいに暑い夏を乗り切りましょう。
・食べる:蒲焼